CROSS†CHANNEL

メノア（以下メ）：これって……

ろでます（以下ろ）：あぁ

メ：重いお話……でいいんですよね？

ろ：おそらく、な（−−）

ろ：ただ、あまりそういう感じにはとれないんだが（＾＾；；

メ：最初は何がなんだか、さっぱりわかりませんでした

メ：いきなり適応係数とか言われても……

ろ：あぁ、なんか嫌な名前ではあったけどな

メ：まさか、ああいう意味を持ってただなんて……

メ：さらに、この舞台となってる群青学院って……

ろ：最初のシナリオだけではそういう雰囲気はまったくなかったんだが……

メ：それ以降は、ひしひしと感じられましたね

メ：というか、最初のは何だったんでしょう？

メ：あれが一番まとも……という感じですよね？

ろ：おそらく太一が描いてた理想じゃないのか？

ろ：ああいうのを願って、ずっと同じループを……

メ：かもしれませんね

メ：で、最後は……

メ：あれで良かったのでしょうか？

メ：なんとかして、全員が……

ろ：時間が足りなすぎたんだろ

ろ：ああいう連中だからな

ろ：それと取りまとめるには１週間は短すぎた

ろ：スタートの段階で、もう崩壊してたわけだしな

ろ：一人ずつでも、うまく導いたと思うよ

メ：そうですね

メ：それになんとかして、ループを抜けようともしてました

メ：でも、気づいたわけなんですね

ろ：あぁ、元々の原因は太一にあるわけだからな

メ：だから、元の世界に戻し、そして一人残った

メ：そして、延々と繰り返す日々をずっと……

メ：凄いと思います

ろ：人間らしい感情も戻ってきたようだしな

メ：そして、その想いが皆に届いた……

ろ：あぁ、そんな感じだな

メ：……いいお話……だと思うのですけど……

ろ：ん？

メ：あのラストは、いったい（＾＾；；

メ：あれがよくわからなかったのですけど……

メ：いえ、わかってるのかもしれませんが

メ：あまり認めたくないんです……

メ：なんか全てを否定されてるような感じがして

ろ：あれは……確かにな（＾＾；；

ろ：あれを認めるとなると……やっぱり嫌な気分になるな（−−）

メ：ですよね（＾＾；；

ろ：というわけで、あれはなかったことにしよう（＾＾；；

メ：は、はい（＾＾；；

ろ：んで、各キャラについてだが……

メ：それぞれがその……障害を……

メ：最初はちょっと戸惑いましたけど

ろ：戸惑った？

メ：えぇ、ああいうのを見たのは初めてでしたから

メ：でも、あの人たちの苦しみを知ってからは……

ろ：ほんじゃ、まずは……美里

ろ：彼女は一見、普通そうだったのだが……

ろ：ちょっと天然っぽいのがそうかなって（＾＾；；

メ：これもそうなるのですか

メ：私からすれば、ごく当たり前のような感じでしたが

メ：正義感が強いというか……

ろ：確かにそこだけ見れば、そうかもな

ろ：しかし、それだけじゃなかったろ？

ろ：ほら、手首の……

メ：……そうでしたね

ろ：あのメンバーの中では大人しい方だろうけどな

メ：でしょうね

ろ：結局、あのアンテナ作りが……

メ：みたいですね

ろ：次は、霧

ろ：彼女も一見すると……

メ：ですよね

メ：美里さんの時と同じです

メ：これがどうしてって？

ろ：群青学院では、彼女くらいだと軽い方なんだろう

ろ：だから、あまり気づかない

ろ：それに太一がそれを押さえていたようなものだしな

メ：なるほど……

メ：でも、彼女の場合だと、普通でもあまり気づかないのでは？

メ：ちょっとヒステリーが酷いといった程度なんじゃ……

ろ：そうかもしれんが……

ろ：おそらく起きたときが酷すぎたんじゃないのか？

ろ：周りが皆、敵といった感じなんだから

メ：……かもしれませんね

ろ：おまけにブラコン……

メ：いや、それは関係ないかと（＾＾；；；

メ：それに正しくはブラコンでもありませんし

メ：ただ、彼のことがきっかけで、太一さんを……

ろ：まぁ、あの現場を見てたわけだからな

ろ：あの状況で、そのように解釈しない方がおかしいと思うぞ

メ：そうかもしれませんね

ろ：次は、冬子

ろ：これはまた……別の意味で異常というか……常識が欠けているというか

ろ：……お嬢様って、あんな感じなのか？

メ：私に聞かれても（−−；；

メ：でも、さすがに私もあそこまでは（＾＾；；；

ろ：彼女の場合は、極度の依存症といったところか

メ：そうですね

メ：でも、そういうのを望む男の人もいますよねぇ（−−；；

ろ：う〜ん……あの容姿だと……それでＯＫかも（＾＾；；

メ：ほぉ〜〜（−−＋

ろ：嫉妬深いと思えば、それほど気にはならないと思うのだが……

ろ：ここにも約一名、嫉妬深いのがいるし（−−）

メ：わ、私はあそこまでは（＾＾；；；

ろ：まぁ、確かにあそこまで依存するのはちょっと……だが

メ：彼女の場合は、ちょっといたたまれなかったです

メ：特に何度もループを繰り返していると……

ろ：放っておくと、かなりの確率で……だからな

メ：だからといって、彼女に構い過ぎると……

ろ：冬子のルートに固定されてしまう

メ：プレイしてて、辛かったです

ろ：それから、美希

ろ：まさか彼女がねぇ……

メ：あれは意外でした

メ：最初からちょっと変な感じはしたのですけど

メ：あれが彼女のキャラクターなのかなと思ってしまって

ろ：見事にだまされたわけだ（＾＾；；

メ：ですね（＾＾；；

ろ：彼女が太一に次ぐほどの……

メ：です

メ：でも、ショックでした

メ：あの霧さんとの馴れ合いが……

ろ：そういったところは、太一よりも狡猾かもしれんな

メ：あの３人で夕日を見に行ったときの涙

メ：あれは彼女の本当の気持ちだったのだと思います

ろ：あぁ、そうだろうな

メ：あら？

ろ：どうした？

メ：それじゃ、あのリセットされた後の彼女の態度は……

メ：あれはいったい……

ろ：あれが彼女の本当の姿なんだろう

メ：え？　でも……

ろ：ループを繰り返すうちに、ああなったんだろうな

ろ：まぁ、ああいうのを何回も体験したら

ろ：美希でなくても、ああなってしまうかもしれんな

メ：え？

ろ：こういう行動をとれば、こういう結果になる

ろ：そういうのを何度も繰り返すわけだ

メ：はぁ

ろ：そんな環境で、相手を本当に人として見れるか？

メ：あっ！

ろ：まっ、それが原因じゃないのかな？

メ：だとしたら……本当の彼女は……

ろ：そのあたりはよくわからんがな

ろ：元々、そういう風に考える傾向が強かったのかもしれんし

ろ：最後は曜子

メ：最後って、まだ男性陣が……

ろ：野郎は却下（−−）

メ：（−−；；

ろ：というわけで、曜子だが……

メ：可愛かったです（＾＾）

ろ：そ、そういう結論になるのか（−−；；

メ：太一さんに対する気持ちは本物でしたよ

ろ：太一をあんな風にしたのも彼女だけどな（−−）

メ：確かにそうなんですけど……

メ：彼女の場合、それが正しいと思ってたわけですから

ろ：んじゃ、あのシナリオも？

メ：少し羨ましいような（＾＾；；

ろ：（−−；；；；

メ：じょ、冗談ですよぉ（＾＾；；

ろ：そのようには聞こえなかったのだが（−−；；；

メ：き、気のせいですってば（＾＾；；

ろ：………………

メ：（＾＾；；

ろ：こ、こんなところか

メ：ですね

メ：次にシステム面ですけど……

メ：特にこれといって気になったところは……

ろ：シナリオ上、仕方ないのかもしれんが

ろ：もう少し既読スキップのレベルを下げてほしかったぞ

メ：レベルを下げる？？

ろ：多分、シナリオレベルでの既読チェックをしてたのだろうな

ろ：だから、同じようなテキストでも、スキップしなかった

ろ：といったところか

メ：そういえば、前に読んだことがあるな、というところもありました

メ：スキップできなかったのは、そういうわけですか

ろ：推測にすぎないんやけどな

ろ：これくらいだな

メ：ですね

メ：あと、CGについてですけど、こちらは良かったです

メ：特にときおり表示されるデフォルメしたものが（＾＾）

メ：あの中の曜子さんは可愛かったです（＾＾）

ろ：このデフォルメが本来の重さを軽くしてるのかもな

メ：そうかもしれませんね

ろ：シナリオとしては、読み応えのある仕上がりだと思う

ろ：最初は理解するのはちょっと大変かもしれんが

ろ：話を続けていくと、真相が見えてくるだろう

メ：あの太一さんのノリは、いきなりではさすがにちょっと（＾＾；；；

ろ：だからというわけではないが、これで「抜き」を期待するのは無理だろう

ろ：そういったシーンはほとんどないし（＾＾；；

メ：あとちょっと重い話なので、辛く感じるかもしれません

メ：特にラストは……