メノア(以下メ):この時期に、このゲームですか……(−−)
ろでます(以下ろ):なかなか良い趣だろ(^^;?
メ:単にプレイし忘れただけ、でしょ?
ろ:そ、そうとも言う(^^;;;
メ:で、お話ですけど……重いですねぇ(−−;;
ろ:そうだな(−−)
メ:主人公の、この考え方が全ての元凶じゃないかと
ろ:そうだろうな
メ:恋愛ゲームにあるまじき設定ですね(−−;;
メ:あまりにも現実社会を引き込みすぎているような気がします
メ:そのくせ、変に優しいから……困るんです
ろ:優しい……のか(・・;;?
ろ:透子にあれだけのことをしておいて
メ:優しいですよ
メ:最初は利害関係が一致しただけだったのかもしれません
メ:ともに拠り所を見つけた感じでね
メ:でも、彼の場合はそれだけじゃなかったんです
メ:だから、透子さんも惹かれたわけで
メ:そして、このようなことになってしまった
メ:本当に身体だけが目当てだったら、
メ:嘘でもいいから、透子さんの求めに応じるはずです
メ:でも、彼にはできなかった
ろ:単に自分に正直なだけでは?
メ:そうかもしれませんけど
メ:心のどこかでは、やっぱり負い目を感じていたんだと思います
メ:そして、透子さんの気持ちに気付き、その気持ちに答えられないことも
ろ:だが、最終的には……
メ:ようやく、自分の気持ちに整理がついたんだと
メ:これからですよ、彼らは(^^)
ろ:そうだな
メ:逆に、しのぶさんは……
メ:彼女の方こそ、何も出来ない人だったのかも……
ろ:全ては透子のため、か
メ:えぇ
メ:だから、その関係が崩れてしまったために……
ろ:とても、ハッピーなエンドとは思えないな
メ:当然でしょう
メ:どちらも透子さんに対する贖罪なだけですから
メ:それが進展するとは思えません
メ:下手すると、このままずっと……
ろ:透子が許せば……
メ:無駄だと思います
メ:今度は透子さんのために、恋人を演じることになるだけです
ろ:解決策は……
メ:……難しいかと
ろ:次に、明日菜だが……
ろ:意外な展開…といったところか
メ:ですね
メ:もっとも、このゲームでは意外な展開でない事の方が珍しいのですけど
メ:彼女の場合、時が解決してくれるかもしれませんね
メ:今はあの状態ではありますが
メ:彼女もようやく居場所を見つけたようですし
メ:少しずつ、少しずつ、元に戻っていくような気がします
ろ:それから、雪緒
メ:優しすぎたから、ですね
メ:そして、一番楽な方法を採ってしまった
メ:でも、彼と出会ったことで、それを維持できなくなってしまった
ろ:あのラストイベントは衝撃的だったな
メ:そうですね
ろ:俺はてっきり、あのまま……
メ:私もそんな感じがしました
メ:本当にそれでいいのかな、と
ろ:でも、そうはならなかった
メ:最後のHが決め手だったのでしょうね(^^;;
メ:あれが雪緒さんの心を開かせてしまった
ろ:そして、ああなったというわけか
メ:はい
ろ:しかし……これからが大変だろうな
ろ:あれだけのことをしたわけだから
メ:でも、2人の絆は深まったわけですから
メ:きっと乗り切っていきますよ、あの2人ならね(^^)
ろ:最後は、真帆
メ:………これで良かったのでしょうか?
ろ:功のことが本当に好きだったんだろうな
ろ:だから、自分を偽ってまで、ということはできなかったんだと思う
メ:でも、良い思い出だけというのは、ちょっと……
メ:確かにその方が楽だし、良いのかもしれませんけど
メ:逃げているだけのような気がしました
メ:心が壊れてしまったのなら
メ:その心ごと、功さんに預ければいいのでは?
メ:彼女の性格からすると、それは難しいことかもしれませんけど
メ:それは偽ることとは違うと思います
ろ:こんなところか
メ:はい
ろ:次にシステム面だが……特に気になったところはないな
メ:そうですね
ろ:このゲーム、非情に重い展開になっている
ろ:その辺の恋愛ゲームとは正反対の内容といってもいいし、
ろ:より現実味があるといえるかもしれない
ろ:微妙に萌えの要素も入っているんだけどな(^^;;
メ:ハッピーな展開はあまり期待しない方がいいです
メ:そういう展開になってほしいな、と思うことはありました
メ:それぞれ真剣に考えさせられるお話でしたし、奥も深いです
メ:ですから、気軽な気持ちでプレイしたいのであれば
メ:お薦めすることはできません
ろ:それと、当然の事ながら、「ヌきゲー」としてもな
メ:あと……やっぱり季節を選ぶと思います
メ:暑い時期にこういうのをしても、あまり良い効果は得られないかと
ろ:俺もそう思った
ろ:これはやっぱり冬場にプレイした方がいいと思う
ろ:その方がまだ、真剣に考えやすくなれると思うぞ
メ:ただ、5人全員がこういう展開なので、
メ:連続してプレイすると、気が滅入りますけどね(^^;;